
年齢とともに気になってくるのが抜け毛ですよね。
抜け毛の対策に育毛剤やシャンプーももちろん大事なのですが、もっと大切なのが体の中からのケア。
つまり食生活の見直しです。
毎日のことだからこそ、髪の成長に良いものを食べていきたいですよね。
本記事では抜け毛予防に効果的な栄養素と、それを含んだ食品を特別に大公開しちゃいます!
抜け毛に悩んでいる方はぜひ参考に読んで、食生活に取り入れてみてくださいね。
【タンパク質】髪の主成分を補おう
まずはタンパク質についてご紹介しましょう。
タンパク質は人間が生きていくうえで欠かせない栄養素で、炭水化物・脂質と並んで三大栄養素と呼ばれています。
その効果はとても多く、内臓や血液を作る材料になったり、疲れてダメージを受けた細胞を修復したりします。
筋トレの後に摂取することで筋肉を作ることでも有名ですよね。
さて、このタンパク質ですが、実は髪の99%を占める成分でもあるのです。
タンパク質が不足してしまうと、髪の中がスカスカになってしまうようなもの。
そのため、他の栄養素よりも優先して、一番に摂取しなければいけない成分なのです!
タンパク質を豊富に含む食品
タンパク質を豊富に含む食品として、毎日の食卓にもよく登場する3つの食品をご紹介しましょう。
- 牛肉(100g中約30g)
- いわし(100g中約25g)
- かつお節(100g中約77g)
まず、肉・魚類は他の食品と比べてタンパク質をたくさん含んでいます。
ですから、何でもいいので「とにかく肉か魚を毎日食べるぞ!」と覚えておきましょう。
牛肉は特にすじの部分にタンパク質が豊富なので、牛すじを煮込んだり、カレーに入れたりして食べるといいですね。
スーパーなどで安く手に入り、いろんな調理法があるいわしはまさに家庭の味方!
また,かつお節はとても軽いですから一度に100gも食べるなんてことは無理でしょう。
しかし!約8割がタンパク質でできているという驚きの含有量です!
豆腐や焼きそばなど、料理のトッピングとしてなら毎日無理なく食べられそうですよね。
【各種ビタミン】頭皮を健康に保つ!
さて、続いてはビタミンです。
ビタミンってよく聞くけど、いったいどんな働きがあるの?って思っている人、多いですよね?
ビタミンは先ほど登場した「タンパク質」を含む三大栄養素が体にしっかりと吸収されるようにサポートしてくれる働きをします。
人間に欠かせない三大栄養素と人間の体をしっかりと結びつける接着剤のようなもの、それがビタミンなのです。
このビタミン、いろんな種類があります。
老化を防ぎ、免疫力を向上させてくれるビタミンAは頭皮の細胞を健康に保ってくれます。
疲労回復や精神安定の効果を持つビタミンB1は、髪が生えている毛根の細胞に良いとされています。
また、肌荒れや風邪予防にもなる、ビタミンCは一番有名ですよね。これもストレスを解消することで髪の健康的な成長に一役買ってくれるのです。
他のビタミンもイキイキとした髪を育ててくれる、髪にとっての良きパートナーなのです。
ビタミンを豊富に含む食品
ビタミンは含有量の単位がとても細かいので、具体的な量は省略し、ビタミンA,B1,Cそれぞれについて多く含まれる食品を1つずつご紹介します。
- レバー(ビタミンA)
- 豚ヒレ肉(ビタミンB1)
- ピーマン(ビタミンC)
レバーに含まれるビタミンA、実は「油溶性」と言って、油をつかって調理することでより体への吸収率が高まるのです。
レバーを煮物などにする場合も、一度油で炒めて火を通すことで、より効果が得られます。
逆に豚ヒレ肉に含まれるビタミンB1やピーマンのビタミンCは「水溶性」と呼ばれるビタミンです。
これは水の多いレシピである煮込み料理などで使うことで、効果を発揮してくれるビタミンです。
スープやシチューなど、お手頃な料理にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
豚ヒレ肉は先程のタンパク質もしっかりと含まれているので、まさに一石二鳥ですね!
【イソフラボン】ホルモン調整の効果
「大豆イソフラボン」って聞いたことありますか?
健康・美容に敏感な方、特に女性の方にはなじみ深い言葉だと思います。
豆乳のパッケージとかによく書いてあるやつですね。
その名の通り、イソフラボンとは主に大豆に含まれている栄養素で、女性ホルモンに似た働きをすると考えられています。
具体的には、更年期障害や骨が加齢とともにもろくなってしまう「骨粗しょう症」の改善の効果が期待されています。
更年期障害は、ミドルエイジを過ぎてから不安定な精神状態などに悩まされる症状です。
つまりこれらの症状を改善してくれるイソフラボンは体の「老い」に対して効果があると考えてもらえればよいでしょう。
そして、このイソフラボンは抜け毛対策にも効果が確認されています。
男性特有の脱毛症である「AGA」という症状はご存知でしょうか?
これは男性ホルモンが体にある酵素と結びついて、「悪質な男性ホルモン」に変化し、頭皮の細胞を攻撃することで起こる症状です。
イソフラボンはこの「悪い男性ホルモン」を抑えてくれる働きが確認されているのです。
イソフラボンが豊富な食品
イソフラボンは大豆に含まれるものですから、大豆由来の以下のような食品をとると効果絶大です。
- 豆乳
- 納豆
- 味噌
豆乳や納豆は安く、かつ最も手軽に摂取できる食べ物ではないでしょうか?
毎日飲んでいる牛乳を豆乳にかえてみたり、毎朝の朝食に納豆を取り入れてみることで、みるみるうちに髪がよみがえってくることでしょう。
また、豆乳や納豆が苦手だという方には味噌汁を毎日飲むことをおすすめします!
味噌は他の2つに比べてイソフラボンの含有率が減ってしまうのですが、日本人になじみのある食べ物ですから、無理なく摂取できますね。
【亜鉛】つやのある髪を育てる魔法の栄養素
さて、最後にご紹介する栄養素は「亜鉛」です。
あまり聞きなれない成分ですが、実は効果がヤバいんです。
何がすごいかって?
この記事ですでにご紹介した食品と一緒にとると、効果が倍増しちゃうんです!
例えばビタミンAと一緒に摂取すると、ビタミンAがもともと持っている抗酸化作用をさらにサポートしてくれるのです。
抗酸化作用とは、アンチエイジングにつながる健康効果ですから、頭皮をも若々しく保ちいつまでも潤いのある髪が生えてくるようになります。
また他にも、タンパク質と一緒に摂取することで代謝がさらに良くなるなど、まさに魔法の栄養素なのです。
亜鉛を大量に含む食品はコレ!
このように魅力たっぷりの亜鉛は、牡蠣(かき)に多く含まれていることが有名です。
しかし、牡蠣は旬の時期が限られており、値段も安くないため、日ごろの食事に取り入れるのはちょっと難しいですよね。
実は、みなさんが普段何気なく食べているもので亜鉛が豊富な食品が1つあるのです。
それは「卵」です。
特に卵黄の部分に亜鉛が豊富です。
卵であれば、この記事でご紹介したどの食品とも組み合わせが良く、レシピも考えやすいですよね。
ぜひ試してもらえればと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
抜け毛に効く「厳選10食品」をもう一度おさらいしておきましょう!
- 牛肉
- いわし
- かつお節
- レバー
- 豚ヒレ肉
- ピーマン
- 豆乳
- 納豆
- 味噌
- 卵
ここでご紹介した食べ物はどれも私たちの食生活になじみ深く、簡単に手に入るものばかりです。
健康な髪というのは、体の内部から作っていくものです。
そのための、毎日の「ちょっとした」積み重ねを、今日から始めてみませんか?